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​建築家の特長

・建築家はクライアントのパートナーであり代理人

ひとつの建物をつくる為には様々な人やモノ、お金が関わってきます。それら全てを専門知識の無いクライアントが逐一判断し、とりまとめることは大変な労力を要します。建築家はプロジェクトを統括し、それぞれの職能をとりまとめる役割を担います。いわばクライアントのパートナーであり、代理人であるのが建築家です。

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・設計と工事の別契約による公平性・透明性の確保

設計と施工は利益相反する場合が往々にして起こります。建築家(=KHアーキテクツ)は施工会社の技術やコストを検証し、工事の内容を指示・確認(監理)することで公平で透明性の高い工事を実現し、建物の質を向上させます。

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POINT 1:建築家はご予算を一緒に考え、デザインの枠組みを決めてゆきます。

ご予算や面談の内容を踏まえて、ラフ・アイデアのご提案と予算案を提示します。その内容をご確認いただき、

気に入っていただいた場合、本格的な設計に入ってゆきます。

POINT 2:建築家とまず契約していただき、基本・実施設計を進めます。

この段階で建築家=設計事務所と設計監理の契約をします。この段階ではまだ施工会社と工事費は確定しません。設定したご予算に見合うように設計を進めてゆきます。ここから更に複数のアイデアを検討しながら詳細を詰めてゆき、最終案を一緒につくりあげてゆきます。最終案が決まったら更に見積入札と実際の工事に必要な実施設計図を作成し、施工会社に見積を依頼します。一般的には複数の施工会社に見積を取り、価格の妥当性を検証します。

POINT 3:建築家が工事見積を査定・交渉し、施工会社と工事契約していただきます。

工事見積で金額合意した施工会社と工事契約します。この段階で工事費が確定しますが、設計と施工の2段階の契約になるのが大きな特徴です。2段階の契約にすることで、費用の内訳の透明性が高まり、コストを有効に活用することができます。

POINT 4:建築家の「監理」で品質の向上を図ります。

施工会社は設計図の内容に基づいて施工します。その内容が設計図と整合しているか、設計の意図に合ったものとなっているかを検証し、施工者に指示することを「監理」と言います。この監理を適切に行うことで施工の質を高めます。

POINT 5:ハウスメーカーは最初期に設計内容と工事金額を確定させます。

ハウスメーカーや工務店のような設計施工の会社の場合、最初のヒアリングを元に基本設計図と工事見積書が作成されます。これは仕様が規格化・標準化されている為に可能となるのですが、この段階で設計施工の価格がわかります。

POINT 6:ハウスメーカーは設計施工一括で契約します。

基本設計、工事見積の内容で良いと判断した場合、設計施工契約を締結します。この段階で工事金額が確定します。

POINT 7:ハウスメーカーでも追加や変更による金額調整は発生します。

工事契約をした段階では標準規格の仕様となっている為、多くの場合で変更やアップグレードが発生すると考えられます。ただし、選択肢が限られる為に大きな金額変更は発生しません。

 

POINT 8:ハウスメーカーは標準化により工期を短縮します。

全体的に標準化・規格化・工業化が徹底しているので、設計・施工期間は相対的に短くなります。ただし、第三者の監理は無いので、品質管理体制がしっかりした会社を選択することが重要です。

総じて、それぞれに下記のような特色があります。

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それぞれに一長一短がありますので、自分に合った方法が何かを十分に見極める必要があります。

建築家の立場としては、大金を投じる一生モノの建物をこだわりながらじっくり創ることができ、コストの内訳がよりクリアになる建築家との協働をお薦めしますが、、、適性や相性を確認するために発注前のヒアリングを色々な事業者と行うのが大事と思います。

・協働創造型のデザイン・プロセス

ひとつの建物をつくる際、デザイン的な選択は無限にあるといっても過言ではありません。建築家はクライアントのご要望やご予算、スケジュールといった諸条件を考慮し、数ある選択肢の中から最適解を見つけるように作業を進めてゆきます。これはセミオーダーであるハウスメーカーの住宅商品や工務店では出来ない自由度になります。

パッケージ化された商品を買うというより、クライアントと協働して創り上げるという、協働創造型のプロセスを経る点が建築家の大きな特長になります。

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KHアーキテクツでは協働でつくるというプロセスを特に重視しています。

それぞれのプロジェクトにはそれぞれ固有の条件があり、それらを解決するデザインアイデアは対話無しに出てこないと考えている為です。建築家は住空間に関するコンサルタントであり、空間づくりのプロフェッショナルでありたいと考えています。

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